奉納曲 合唱曲「二本のくすの木」
作詞 大倉 芳郎
作曲 斎藤 正浩

そこに 二本の くすの木が
静かに 黙って 立っていた
そのたたずまい 見つめていたら
あのいまわしい原爆の
悪魔の 炎を 想いださせる

肌は焼け その幹さえ 燃えつきた
樹齢五百年の 大木が
耐えて こらえて 五十年
いま いま その根から みどりの枝が
青い 葉までが 空を指す
ああ この不思議さ 突然異変は
何を 語るのだろうか

大地を育む 神の息吹が
いのちを潤す 神の涙が
この大木を よみがえらせたのだ
さあ 天を仰いで
神の愛に 手を合わせよう
生きて行く ちからと
平和の 尊さ 信じよう

そこに 二本の くすの木が
神秘の たましい 抱いていた
歴史の 証を 伝えてほしい
わが長崎に ふるさとの
自然を 恋うる 夢よ消ゆるな
祈りをこめて 後の世までも


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